高尾山の山中にある高尾山さる園・野草園は、ケーブルカーの高尾山駅から山頂に向かって少し進んだところにあります。

3歳児ととぼとぼ歩いて大体5分程。
さる園の入口を通り過ぎるとすぐタコ杉が現れるという場所です。
名前の通り園内には猿のいる「さる園」と、約300種もの野草が自生しているという「野草園」があり、園内で二手に分かれています。

「山登りの途中にサルは見ないでしょ？早く頂上に行きたいものね!」と大人は思いますが、子どもの気分転換に絶好の場所だと思うので、少し時間を割いて立ち寄るのがおすすめです。

子どもが山を降りるときは、登りに比べてかなり時間短縮で歩く…というか走ったりして何故か元気になりますので、気分転換として立ち寄るのであれば帰りよりも行きの方が○。

園内にある野草園の方は、パっと見だけでも結構起伏が激しく山登り並みに疲れそうだと予測できたので、我が家はパスしましたが…。
元気があれば良いのですが、子連れならば猿だけのぞくのが良いかもしれません。

さる園は広い猿山に60頭程の猿がいます。
春に赤ちゃんが生まれたらしく、まだ小さい赤ちゃんがお母さんのお腹に張り付いていて可愛かったです。
眺めているだけでも良い気分転換にあるのですが、ここの良いところは説明してくれる方が常駐しているというところ。猿園の建物の2階屋上にいらっしゃいます。
すごく詳しくそして面白くお話ししてくれるので見ていて飽きないですし、長居したくなるような雰囲気。
100円で猿のエサも売られているので、エサを投げると猿同士の上下関係(?)が良く見てとれて、説明員の方の話も更に頭に入ってきます。

ちなみに「餌付けの時間」というものもあるらしく、時間になると説明員の方が猿山の方に降りてエサをあげながら説明してくれるとか…。

気をつけたいのがにおい。動物園のにおいが嫌いな我が家の3歳児のような子は残念ながら長居できません。
わたしが夢中になって猿を見ている間、我が子は後ろの椅子で「くさいー」と鼻を抑えながらうつ伏せに寝そべっていました…。お猿さんに失礼。

平日だと本当に閑散としていて人がいないので、入ってすぐの広場はテーブルもありお昼ご飯を食べるのに最適でしたよ。
(猿のにおいは猿園の建物の2階屋上でしかしませんでした。)