世界文化財にも登録されている東寺から徒歩10分位のところに建つ、京都市市民防災センター。実はここ、無料でかなり充実した体験ができる施設なんです。
近所の住民にも人気の施設ですが、修学旅行や遠足、遠方からの観光客などにも人気です。そのため、日によっては団体客の予約が入りスムーズに体験できないこともあるのですが、大抵は空いていて何度も気に入った体験をすることができます。時間に余裕がない方は、あらかじめ予約状況を問い合わせておくとよいでしょう。
体験は、1階および2階で、地震・強風・消火・避難(火事)があり、他にも地下街浸水の4Dシアター、京都の災害の歴史シアターなど豊富にそろています。それぞれ体験時間が決まっており、時間が近づくと館内放送が流れます。
一覧が館内のあちこちに張り出されているので、チェックして効率よく体験していきましょう。
今回、娘と友達の一番の目当ては、地震体験&強風体験だったのですが、あいにく団体さんで埋まっていたので、自由に体験できるもので時間を潰していました。
まずは、二階の119番通報体験。公衆電話・携帯・固定電話・スマホバージョンとあります。が、これ、なかなか難しいです。
画面を見ながら管制とやりとりをするのですが、スムーズにやりとりができないと途中で終わってしまったり、間違えてもやり直しができないので、小学校二年生の娘は3回とも失敗していました。二人の友達の内一人は成功していましたが。
三階は、地下街浸水の4Dシアターと、自由に遊べるコーナーになっています。
娘たちがまず向かったのは、「火事だ~!!」と大声で叫び、消火をしていくゲームです。ゲームの中で火事につながる危険な遊びなどの注意喚起が行われます。
消火ゲームの後、4Dシアターに入りました。4Dシアターは、大雨で地下街が浸水する様子を映像をみながら体験するものです。私も初めてでドキドキ。
一番前の席に座ると、足元まで水が流れ出てくる感覚がします。すごくリアルなため、友達は平気でしたが、怖がりの娘の表情は硬かったです。
映像の後、水圧によって扉がどれだけ重たくなるかという体験ができます。水深30cmまでは子どもたちだけで開けられましたが、40cmはとうとう開けられませんでした。
三階中央には救助ヘリコプターが展示されており、操縦席に座って操縦・救助・消火体験などができます。操縦席のモニターおよびヘリコプター前方に設置されている画面を見ながら目的地へ向かうゲーム仕立てになっています。多分本物通りに再現しているのではないでしょうか。様々なスイッチやレバーがあり、男の子だけでなく女の子も大人も、操縦席に座ると興奮してしまいます。ゲームもレベル別に分かれている他、ストーリーが幾つかあるので、何度か体験しても面白いです。
他には、トンネルが浸水したとき車の扉はどれだけ重たくなるかの体験、地震が起きたときの様子や対応について写真と絵で説明しているコーナー、ゲームセンターにあるようなゲームの防災版、世界の消防車の展示(ミニチュア)などがあります。
さて、ようやく強風体験の時間がきたので、一階に下りました。
年齢や希望に応じて風速を選べるようになっています。安全のためゴーグル着用となります。子どもたち三人は一番弱い風を希望しましたが、年齢を言うと係のお姉さんに中くらいのレベルに上げられてしまいました。
でも、キャーキャー叫んですごく盛り上がっていました。私も体験したことがありますが、かなり強風です。ゲームだから楽しめますが。
小さな子の中には泣いてしまう子もいますが、途中で手を挙げれば止めてもらえます。
次は地震体験の時間だったのですが、混んでいたので、先に火事の避難体験に向かいました。
火事で一番怖いのは炎より煙。煙がたちこめた建物内を、懐中電灯や避難灯の明かりを頼りに非難する体験です。
本来は先に20分ほど係の方から非難について説明があるそうなのですが、早く地震体験に行きたいと子どもたちが騒ぐと、要点だけに絞って5分ほどに短縮してくれました。
避難通路は、今日は煙を少なめにしてくれたそうですが、それでも前が見えないほど。懐中電灯で道を探しながら進むのは大人でもかなり困難です。
強風も非難も日常生活ではなかなか体験できないもの。子どもたちも楽しみながらも“もし災害が起きたら”を考えているようでした。
さて、いよいよ地震体験です。こちらも希望に応じて震度を選ぶことができます。小学校低学年だと震度5~7となるのですが、娘たちが選んだのは震度5。揺れが来る前に、まずはテーブルの下に隠れること・揺れがおさまったらストーブを消して扉を開けて等と、すべき行動をレクチャーしてくれます。
娘は地震を必要以上に怖がるので、ただ怖がるよりはこういった体験をさせたかったんですよね。
震度5の後、私も一緒に震度7を体験しました。
体験すると、改めて地震対策を考えるようになります。体験ブースの正面に、避難グッズの展示があります。
子どもたちは展示を見ながら、「〇〇は何に使うん?」「なんで△△もいるん?」「こんなに持てへんわ!」などと話し合っていました。
今日は行きませんでしたが、他に消火体験があります。実際に消火器を使って消火の体験をするというもの。これは小学校四年生から体験可で三年生以下は見学になります。
以上、様々な体験のできる防災センターですが、毎年GWやお盆(他にも年数回)には、非常食の試食、段ボール迷路、工作教室、ビンゴ大会、消防署探検などより多くのイベントを開催するので、ぜひチェックしてみて下さい。
普段、防災の話を子どもにするのってなかなか難しいですよね。
ここでは防災を身近に感じ、楽しみながらしっかり学べることができると思います。何といっても無料だし、おすすめです!
最後に、トイレはおむつ替えシート、お子さんと一緒に入れるトイレも完備されています。授乳室はありませんが、言えば、普段は使っていない部屋がいくつかあるので開放してくれるかもしれません。
駐車場はありますが、団体さんのバスが停まるとスペースがほとんどなくなるので、できれば公共機関をお勧めします。
また、防災センターすぐ近くにおたべ本館があります。
ここはお土産の他、ケーキなどのスイーツ販売、無料ドリンクコーナー、豊富な試食がそろっているので、帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
おたべ本館 0km先
D-Light 0km先
東寺 0km先
イオン洛南ショッピングセンター 0km先
イオンモールKYOTO 1km先
梅小路公園 1km先
京都鉄道博物館 1km先
京都拉麺小路 1km先
【閉館】梅小路蒸気機関車館 1km先
京都水族館 1km先
親子で楽しく遊ぼう!kidsplay
世界文化財にも登録されている東寺から徒歩10分位のところに建つ、京都市市民防災センター。実はここ、無料でかなり充実した体験ができる施設なんです。
様々な防災体験
近所の住民にも人気の施設ですが、修学旅行や遠足、遠方からの観光客などにも人気です。そのため、日によっては団体客の予約が入りスムーズに体験できないこともあるのですが、大抵は空いていて何度も気に入った体験をすることができます。時間に余裕がない方は、あらかじめ予約状況を問い合わせておくとよいでしょう。
体験は、1階および2階で、地震・強風・消火・避難(火事)があり、他にも地下街浸水の4Dシアター、京都の災害の歴史シアターなど豊富にそろています。それぞれ体験時間が決まっており、時間が近づくと館内放送が流れます。
一覧が館内のあちこちに張り出されているので、チェックして効率よく体験していきましょう。
今回、娘と友達の一番の目当ては、地震体験&強風体験だったのですが、あいにく団体さんで埋まっていたので、自由に体験できるもので時間を潰していました。
119番通報体験・通報&消火ゲーム・4Dシアター
まずは、二階の119番通報体験。公衆電話・携帯・固定電話・スマホバージョンとあります。が、これ、なかなか難しいです。
画面を見ながら管制とやりとりをするのですが、スムーズにやりとりができないと途中で終わってしまったり、間違えてもやり直しができないので、小学校二年生の娘は3回とも失敗していました。二人の友達の内一人は成功していましたが。
三階は、地下街浸水の4Dシアターと、自由に遊べるコーナーになっています。
娘たちがまず向かったのは、「火事だ~!!」と大声で叫び、消火をしていくゲームです。ゲームの中で火事につながる危険な遊びなどの注意喚起が行われます。
消火ゲームの後、4Dシアターに入りました。4Dシアターは、大雨で地下街が浸水する様子を映像をみながら体験するものです。私も初めてでドキドキ。
一番前の席に座ると、足元まで水が流れ出てくる感覚がします。すごくリアルなため、友達は平気でしたが、怖がりの娘の表情は硬かったです。
映像の後、水圧によって扉がどれだけ重たくなるかという体験ができます。水深30cmまでは子どもたちだけで開けられましたが、40cmはとうとう開けられませんでした。
ヘリコプター操縦・三階の他の様子
三階中央には救助ヘリコプターが展示されており、操縦席に座って操縦・救助・消火体験などができます。操縦席のモニターおよびヘリコプター前方に設置されている画面を見ながら目的地へ向かうゲーム仕立てになっています。多分本物通りに再現しているのではないでしょうか。様々なスイッチやレバーがあり、男の子だけでなく女の子も大人も、操縦席に座ると興奮してしまいます。ゲームもレベル別に分かれている他、ストーリーが幾つかあるので、何度か体験しても面白いです。
他には、トンネルが浸水したとき車の扉はどれだけ重たくなるかの体験、地震が起きたときの様子や対応について写真と絵で説明しているコーナー、ゲームセンターにあるようなゲームの防災版、世界の消防車の展示(ミニチュア)などがあります。
強風体験・火事の避難体験
さて、ようやく強風体験の時間がきたので、一階に下りました。
年齢や希望に応じて風速を選べるようになっています。安全のためゴーグル着用となります。子どもたち三人は一番弱い風を希望しましたが、年齢を言うと係のお姉さんに中くらいのレベルに上げられてしまいました。
でも、キャーキャー叫んですごく盛り上がっていました。私も体験したことがありますが、かなり強風です。ゲームだから楽しめますが。
小さな子の中には泣いてしまう子もいますが、途中で手を挙げれば止めてもらえます。
次は地震体験の時間だったのですが、混んでいたので、先に火事の避難体験に向かいました。
火事で一番怖いのは炎より煙。煙がたちこめた建物内を、懐中電灯や避難灯の明かりを頼りに非難する体験です。
本来は先に20分ほど係の方から非難について説明があるそうなのですが、早く地震体験に行きたいと子どもたちが騒ぐと、要点だけに絞って5分ほどに短縮してくれました。
避難通路は、今日は煙を少なめにしてくれたそうですが、それでも前が見えないほど。懐中電灯で道を探しながら進むのは大人でもかなり困難です。
強風も非難も日常生活ではなかなか体験できないもの。子どもたちも楽しみながらも“もし災害が起きたら”を考えているようでした。
地震体験・消火体験
さて、いよいよ地震体験です。こちらも希望に応じて震度を選ぶことができます。小学校低学年だと震度5~7となるのですが、娘たちが選んだのは震度5。揺れが来る前に、まずはテーブルの下に隠れること・揺れがおさまったらストーブを消して扉を開けて等と、すべき行動をレクチャーしてくれます。
娘は地震を必要以上に怖がるので、ただ怖がるよりはこういった体験をさせたかったんですよね。
震度5の後、私も一緒に震度7を体験しました。
体験すると、改めて地震対策を考えるようになります。体験ブースの正面に、避難グッズの展示があります。
子どもたちは展示を見ながら、「〇〇は何に使うん?」「なんで△△もいるん?」「こんなに持てへんわ!」などと話し合っていました。
今日は行きませんでしたが、他に消火体験があります。実際に消火器を使って消火の体験をするというもの。これは小学校四年生から体験可で三年生以下は見学になります。
施設情報
以上、様々な体験のできる防災センターですが、毎年GWやお盆(他にも年数回)には、非常食の試食、段ボール迷路、工作教室、ビンゴ大会、消防署探検などより多くのイベントを開催するので、ぜひチェックしてみて下さい。
普段、防災の話を子どもにするのってなかなか難しいですよね。
ここでは防災を身近に感じ、楽しみながらしっかり学べることができると思います。何といっても無料だし、おすすめです!
最後に、トイレはおむつ替えシート、お子さんと一緒に入れるトイレも完備されています。授乳室はありませんが、言えば、普段は使っていない部屋がいくつかあるので開放してくれるかもしれません。
駐車場はありますが、団体さんのバスが停まるとスペースがほとんどなくなるので、できれば公共機関をお勧めします。
また、防災センターすぐ近くにおたべ本館があります。
ここはお土産の他、ケーキなどのスイーツ販売、無料ドリンクコーナー、豊富な試食がそろっているので、帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。